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X-Energy、テキサスの小型モジュール炉プロジェクトで米DOEから追加10億ドルの資金を確保

著者: CryptoBriefing·

重要ポイント

  • DOEによる追加10億ドルの支援で、Advanced Reactor Demonstration Programを通じたX-EnergyのXe-100プロジェクトへの連邦支援総額は約12億3,000万ドルに増加した。
  • Dow Inc.のUCC Seadrift Operations施設には、各80 MWe、合計320 MWeのXe-100炉4基が設置される計画で、化学製造向けのゼロカーボン電力とプロセス蒸気を供給する。
  • Xe-100炉はTRISO燃料と高温ガス冷却型設計を採用し、従来型炉燃料を超える高温でも核分裂生成物を封じ込めることで受動的安全性を実現する。
  • X-Energyは2026年4月にNASDAQ上場を完了し、約10億2,000万ドルを調達した。これは当時、原子力分野で記録上最大のIPOとされた。
  • Dowは2023年にサブアワード受領者およびサイトホストとして計画に加わり、間欠的な再生可能エネルギーだけでは賄えない重工業の脱炭素化目標に沿う形でプロジェクトを進めている。
X-Energy、テキサスの小型モジュール炉プロジェクトで米DOEから追加10億ドルの資金を確保

米エネルギー省(DOE)は、テキサス州におけるX-Energyの小型モジュール炉プロジェクトに対して追加で10億ドルの資金提供を約束し、先進原子力分野における連邦支援の主要受益者としての同社の地位を強めた。

この新たな資金はDOEのAdvanced Reactor Demonstration Program(ARDP)を通じて拠出される。同プログラムは当初、2020年10月にX-Energyを8,000万ドルの初期割り当てで選定した。X-Energyは、ワイオミング州でのTerraPowerのNatriumナトリウム冷却炉プロジェクトと並び、ARDPにおける2件の本格実証案件の1つであり、同プログラムを複数の先進炉設計を2030年末までに展開するという広範な連邦戦略の中心に位置づけた。今回の追加拠出により、Xe-100プロジェクトに対する連邦の総支援額は約12億3,000万ドルとなる。

XEが実際に建設しているもの

この計画の中核は、X-EnergyのXe-100炉である。Xe-100は高温ガス冷却型の設計で、小型モジュール炉のカテゴリーに分類される。

X-Energyは、テキサス州沿岸にあるDow Inc.のUCC Seadrift Operations施設にXe-100を4基導入する計画だ。各ユニットは80 MWeを発電し、合計設備容量は320 MWeとなる。施設は、Dowの化学製造業務向けにゼロカーボン電力とプロセス蒸気を供給し、既存の化石燃料インフラを置き換える。

建設許可申請は2025年3月までに米原子力規制委員会(US Nuclear Regulatory Commission)へ提出される見込みだった。プロジェクトの環境評価はすでに重要な関門を通過しており、Finding of No Significant Impact(FONSI)を取得している。これは2026年5月までに見込まれていたもので、報道では予定より前倒しで進んでいたとされる。

X-Energyの上場への道のり

NASDAQでティッカーXEで取引されるX-Energyは、2026年4月に上場し、当時としては記録上最大の原子力関連IPOと報じられた。上場で約10億2,000万ドルを調達し、株価は初日の取引で27%上昇した。

2020年10月にDOEがX-EnergyをARDPに選定したことは、重要な転機となった。同プログラムでは、連邦政府と民間開発者がプロジェクト費用を分担し、選定からおよそ7年以内に実証炉を稼働させることを目指している。

テキサスを超える意義

2023年、Dowはサブアワード受領者およびサイトホストとしてこのプロジェクトに加わり、産業脱炭素化を進めるため計画の重点はテキサスの施設へと移った。化学、鉄鋼、セメントなどの重工業は世界排出量の大きな割合を占めており、それらの工程の多くは太陽光発電所に単純に接続するだけでは賄えない。

XEを注視する投資家にとって、DOEからの累計12億3,000万ドルの支援は、財務上の不確実性を大きく低減する。連邦のコスト分担により、X-Energyは初号機建設に伴うリスク全体を単独で負担する必要がない。