ニュース株式CiscoがAIサーバーラックをポートフォリオに追加し、Super Micro株が9%上昇

CiscoがAIサーバーラックをポートフォリオに追加し、Super Micro株が9%上昇

著者: CryptoBriefing·

重要ポイント

  • Ciscoは2026年10月から、NVIDIAと組むSecure AI Factoryの一環としてSupermicroのラックスケールAIシステムを商業提供する予定。
  • SMCI株は8月25日に9.35%上昇して38.46ドルとなり、Supermicroの時価総額は1日で約20億ドル増加した。
  • Supermicroは2024会計年度第4四半期売上高が111億ドル、前年同期比93%増と報告し、売上の80%以上がAI関連受注だとしている。
  • 経営陣は2027会計年度の売上高を650億ドルから720億ドルと見込んでいる。
  • 同社はガバナンス上の懸念と台湾の輸出調査に引き続き直面しており、株価変動の要因となっている。
CiscoがAIサーバーラックをポートフォリオに追加し、Super Micro株が9%上昇

Super Micro Computerは、Cisco Systemsが同社の高密度で液冷・空冷対応のラックスケールAIサーバーをSecure AI Factoryプラットフォームに統合すると発表したことで、市場を動かす評価を得た。SMCI株は8月25日に9.35%上昇して38.46ドルで引け、Supermicroの時価総額に1日で約20億ドルが上乗せされた。

Ciscoとの契約の内容

Ciscoは、NVIDIAと組むSecure AI Factoryの一環として、Supermicroのラックスケールシステムを2026年10月から商業提供し始める計画だと述べた。このアーキテクチャはNVIDIAのVera Rubin NVL72およびHGX Rubin NVL8プラットフォームをサポートし、NCP準拠であり、高性能クラウド展開に必要な基準を満たしている。対象顧客には、企業顧客、ネオクラウド事業者、ソブリンクラウド運営者が含まれる。

液冷はこの提案の重要な要素だ。AIラックが1台あたり100キロワットを超えるようになると、従来の空冷では対応しきれず、熱管理が大規模展開の中心的な要件となる。Supermicroは、こうした高出力構成向けの液冷ソリューションのリーダーとして位置づけられており、その能力がCiscoが取り込もうとしている中核部分となっている。

SupermicroのAI主導の売上成長

同社は2024会計年度第4四半期売上高が111億ドルとなり、前年同期比93%増、粗利益率は17.5%だったと報告した。現在、Supermicroの売上の80%以上がAI関連受注によるものとなっている。同社はNVIDIA、AMD、Intelのチップに対応したラックスケールシステムを供給している。

経営陣は2027会計年度の売上高を650億ドルから720億ドルのレンジと見込んでいる。

ガバナンス面の懸念はなお残る

同社はガバナンス上の懸念や台湾に関する輸出調査にも直面しており、これらが株価の大きな変動要因となってきた。38.46ドルのSMCI株は、初期のAIインフラブーム時に付けた高値をなお大きく下回っている。

650億ドルから720億ドルの売上見通しと継続中の調査を比較する投資家は、機会とリスクの双方を織り込む必要がある。

AIインフラ市場への影響

CiscoがSupermicroを通じてAIラックスケールシステム分野に参入することで、同じ市場で競合するDell Technologies、Hewlett Packard Enterprise、Lenovoには競争圧力がかかる。2026年10月の商業発売予定により、市場はこの提携が実際の需要にどう結びつくかを、製品が商用提供されてから最初に確認できることになる。