BofAがPolycabとKEI Industriesのカバレッジを「買い」で開始、最大21%の上昇余地を提示
重要ポイント
- •バンク・オブ・アメリカは、インドの電線・ケーブルセクターの構造的成長見通しを理由に、Polycab IndiaとKEI Industriesのカバレッジを「買い」評価で開始した。
- •BofAはPolycabに目標株価11,000ルピーを設定し、前営業日終値9,060ルピーから21.4%の上昇余地を示した。
- •BofAはKEI Industriesに目標株価6,300ルピーを割り当て、前営業日終値5,540ルピーから13.7%の上昇余地を示した。
- •Polycabのポートフォリオはケーブル以外に高速回転型電気製品にも及び、KEIは低圧から超高圧までのケーブル区分で消費者向け・産業向け顧客の双方に対応している。
- •カバレッジ開始を受け両社の株価は上昇した。インフラ、電化、送電投資に支えられたセクター需要が背景にある。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、インドを代表する電線・ケーブルメーカー2社、Polycab IndiaとKEI Industriesのカバレッジを「買い」評価で開始し、同セクターの構造的成長に対する見通しを理由に挙げた。大手グローバル証券によるカバレッジ開始は、機関投資家向けに企業に関する正式な分析見解を確立するものであり、対象銘柄への投資家の注目を集めることが多い。
目標株価と上昇余地
BofAはPolycabに目標株価11,000ルピーを設定し、前営業日終値9,060ルピーから21.4%の上昇余地を示した。KEI Industriesには目標株価6,300ルピーを割り当て、前営業日終値5,540ルピーから13.7%の上昇余地を示している。
Polycabに対するBofAの見解
Polycabへの強気スタンスは、インドの電線・ケーブル業界における持続的かつ構造的な需要成長というBofAの見方に基づいている。Polycabはインド最大級の電線・ケーブルメーカーであり、製品ポートフォリオは高速回転型電気製品(FMEG)やその他の電気製品にも及ぶ。FMEGおよび電気製品への多角化により、同社は中核のケーブル事業以外への事業機会を有しており、このセグメントではHavellsやRR Kabelといった他のインド大手とも競合している。
KEI Industriesに対するBofAの見解
KEI Industriesについても、BofAは同様に構造的成長の見通しを強調した。KEI Industriesは低圧、高圧、超高圧ケーブルを含む電線・ケーブルの大手インドメーカーであり、消費者向けと産業向けの双方の顧客に対応している。幅広い電圧区分への参入により、住宅建設需要から大規模インフラ・産業プロジェクトまで対応できる位置付けにある。
株価動向
CNBC-TV18の報道によると、カバレッジ開始を受けて両社の株価は上昇した。同セクターを取り巻く環境としては、インドにおけるインフラ開発、電化、送電投資による強い需要が背景にある。政府主導の電力網拡張や住宅関連の取り組みは、電気機器メーカーにとって継続的な需要のけん引力となってきた。今後注目されるのは、両社の受注の流れと生産能力拡大計画がこの需要にどう追随するか、また同セクターをカバーする他の証券会社による今後の評価や目標株価の改定である。
出典:CNBC-TV18