Bitmine Immersion Technologies、10,399 ETHを取得し、BMNR株4.5百万株を買い戻し
重要ポイント
- •Bitmine Immersion Technologiesは企業トレジャリー向けに10,399 ETHを取得し、総ETH保有量を約580万トークンへ向けて積み増した。
- •同社は同時にBMNR株4.5百万株を買い戻し、発行済み株式数を減らした。
- •ビットコインではなくイーサリアムをトレジャリー資産として用いるBitmineの方針は、上場企業の中でも異例の存在である。
- •開示では、平均買い戻し価格、取締役会の承認枠、資金源は示されなかった。
- •ARK InvestはこれまでBMNR株の保有を増やしており、同社への機関投資家の関心が高まっている。

Bitmine Immersion Technologies(BMNR)は、企業トレジャリー向けに10,399 ETHを取得すると同時に、自社のBMNR株4.5百万株を買い戻すという二重の資本配分を実行した。これは、同社の公式発表によるもの。
イーサリアムの購入は、Bitmineを市場で最も注目される企業保有ETH保有者の一つとして位置づけるものだ。今回の取得は、同社の保有状況に関するより広範な更新の一部として開示された。今回の購入は、これまでの買い増しの流れを引き継ぐもので、以前には同社の総ETH保有量を580万トークンへ近づける要因となっていた。企業がトレジャリー資産としてイーサリアムを採用する事例はビットコインよりもはるかに少なく、Bitmineの方針は上場企業の中でも目立った例外といえる。
Bitmineはこれまで一貫して、イーサリアムの保有を投機的または短期的な取引ではなく、バランスシートの中核要素として位置づけてきた。ETHを保有する企業は、BTCではなくETHを選ぶ理由として、イーサリアムのステーキング利回りや分散型金融での役割を挙げることが多いが、今回の開示ではBitmineが保有資産をステーキングや関連活動に使用しているかどうかは示されなかった。
4.5百万BMNR株の買い戻し
別途、Bitmineは4.5百万BMNR株を買い戻した。これはETH取得とは異なる資本配分の判断である。トークン購入が同社のデジタル資産トレジャリーを拡大する一方、自社株買いは発行済み株式数を減らし、実質的に資本を消却する。市場では一般に、自社株買いは経営陣が株価を割安とみているシグナルと受け止められることが多いが、Bitmineはその理由を明示していない。
この2つの動きは、バランスシートの反対側を対象としている。ひとつはデジタル資産を追加し、もうひとつは株式数を減らすものだ。開示では、取締役会の承認枠、平均買い戻し価格、買い戻しの資金源は示されなかった。今後の提出書類で、営業キャッシュフロー、既存の準備金、あるいはその他の資金で賄われたかどうかが明らかになる可能性がある。
背景とより広い戦略
2つの取引が同時に開示されたことで、両者は同一のニュースサイクルの中で結び付けられ、Bitmineが暗号資産の積み増しと株主重視の資本管理を組み合わせる方針を示した。価格変動の大きいデジタル資産を積み増しながら資本を返すという組み合わせは、暗号資産へのエクスポージャーと従来型の株主還元手段を併用するバランスシート戦略を反映している。
BitmineのETH積み増し戦略はこれまでにも長期目標との関係で評価されており、Ether供給量全体の5%に到達するにはどれだけ追加のETHが必要かという試算も行われてきた。継続的な買い増しはその目標を視野に残すが、今回の取得がいずれかの供給基準値に結び付けられたわけではない。
Bitmine株への機関投資家の関心も高まっており、ARK Investは過去の買い増しでBMNR株の保有を増やしている。
今回の開示で確認されたのは、取得額と買い戻し株数のみである。価格、時期、背景となる動機については示されなかった。