ラウンドトップ形成でビットコインは71,000ドルまで下落するリスク
重要ポイント
- •4時間足が76,000〜76,300ドルを下回って引ければ、ラウンドトップが確認され、70,900〜71,000ドル付近の値幅測定による下値目標が示される可能性がある。
- •ビットコインの4時間足RSIは約54.5で、20期間、50期間、100期間の指数移動平均線は近接していた。
- •79,500〜80,000ドルを上回る取引が続けば弱気のセットアップは弱まり、約81,500ドルを上抜ければ形成はおおむね無効になる。
- •9月のデータでは、ビットコイン無期限先物の需要がプラスだった一方、現物需要はマイナスで、全体の需要はマイナス圏にとどまった。
- •デリバティブ主導の買いは、レバレッジ取引者がポジションを閉じたり清算に直面したりした場合、急速な売りとボラティリティ上昇にさらされる可能性がある。

ビットコインは、4時間足チャートで形成されつつあるラウンドトップが、76,000ドルのサポート水準を明確に下抜けることで確認された場合、71,000ドル付近まで下落する可能性がある。このパターンは、BTCが8月中旬のおよそ63,000ドルから80,000〜81,500ドルの範囲まで上昇した後に現れた。
その後、強気の勢いは弱まった。ビットコイン価格は徐々に下向きにカーブし、ラウンドトップに関連するドーム状の形状を形成している。ビットコイン無期限先物の需要がプラスを維持する一方、現物市場の需要の弱さが下落リスクを高めている。
ビットコインのラウンドトップで71,000ドルに注目
ビットコインの潜在的なラウンドトップ形成は、8月安値からの回復過程で発展した。9月15日月曜日、暗号資産は76,870ドル付近で取引され、76,000〜76,300ドルの重要なサポート帯を上回っていた。この地域は実質的に、弱気なチャート形成のネックラインとして機能している。
このゾーンを下回って4時間足のローソク足が明確に引ければ、パターンが確認され、より深い調整の可能性が高まる。形成の頂点とネックラインの距離は、およそ5,000〜5,300ドルだ。この範囲を76,000ドル付近での下方ブレイクの可能性から差し引くと、テクニカルな下値目標は70,900〜71,000ドルとなる。これはチャートに基づく値幅測定であり、ビットコインが目標に到達する保証ではない。
したがって、76,000〜76,300ドルのエリアは、このパターンにとって重要な水準となる。ビットコインがこの水準から明確に離れるまでは、チャート形成は確定した下方ブレイクではなく、潜在的なセットアップにとどまる。4時間足でこのゾーンを下回る動きは確認材料となる一方、サポートを維持すれば弱気パターンは未解決のままとなる。
テクニカル指標は市場の迷いを示す
ビットコインの4時間足相対力指数(RSI)は54.5付近で、強い買われ過ぎや売られ過ぎではなく、おおむね中立的なモメンタムを示していた。
BTCは20期間、50期間、100期間の指数移動平均線付近でも取引されていた。これらの指標が集中していることは、買い手と売り手の継続的な攻防を反映している。
79,500〜80,000ドルの範囲を上回る回復が続けば、ラウンドトップのシナリオは弱まる。直近高値の81,500ドル付近を上抜ければ、弱気の形成はおおむね無効となり、さらなる上昇の可能性が再び意識される。それまでは、76,000ドルのサポートが最も重要な監視水準となる。
ビットコインの基礎的な需要構造は、強気見通しを限定的にしか支えていない。CryptoQuantの30日間の需要成長データによると、9月中、無期限先物市場の需要はプラスを維持した一方、現物需要はマイナスにとどまった。
その結果、デリバティブ取引業者による活動が続いているにもかかわらず、ビットコイン全体の需要はマイナス圏にとどまった。この乖離は、最近の買い圧力の多くが、現物市場でBTCを直接蓄積する投資家ではなく、レバレッジを利用した先物ポジションによって生じていることを示唆している。
先物主導の需要でBTCは脆弱に
主にデリバティブによって支えられた上昇は、強い現物買いに支えられた上昇よりも不安定になる可能性がある。トレーダーがレバレッジポジションを閉じたり、価格下落時に清算に直面したりすると、先物需要は急速に消失することがある。ビットコインが重要なサポート水準を下回れば、この動きが売りを加速させ、ボラティリティを高める可能性がある。
2026年1月と2月にもやや似た乖離が生じ、先物需要が一時的に回復した後、全体の需要とビットコイン価格が弱含んだ。現在の構造が同じ結果を保証するわけではない。しかし、現物需要が回復しないまま76,000ドル割れが確認されれば、71,000ドル付近のラウンドトップ目標が次第に重要性を増すことになる。
出典: CoinJournal