12億ドルの空売りポジションが清算されるなか、ビットコインがさらに上昇
重要ポイント
- •ビットコインは24時間で7.9%上昇し、一時79,320ドルをつけた後、約77,137ドル近辺で取引された。
- •CoinGlassの記録によると、過去24時間で約15億ドルの暗号資産清算が発生し、うち約12.1億ドルは空売りポジションによるものだった。
- •価格急騰はショートスクイーズを生み、弱気トレーダーにポジション決済を強いて上昇相場に弾みを与えた。
- •この動きは、トランプ氏によるClarity Act支持やHyperliquidの米国内移管に関する発言を含むワシントンの動向に続いて起きた。
- •イーサリアムやソラナなどの主要暗号資産も上昇し、ビットコインの時価総額は1.55兆ドルに迫った。

ビットコインは過去24時間で7.9%上昇し、日中高値の79,320ドルをつけた後、約77,137ドルまで値を上げた。
この動きはショートスクイーズ(空売り踏み上げ)を引き起こした。CoinGlassの記録によれば、過去24時間に178,777人のトレーダーを巻き込み、暗号資産全体で約15億ドルの清算が発生し、そのうち約12.1億ドルは空売りポジションによるものだった。
今回の上昇は、ドナルド・トランプ大統領によるClarity Act(明確性法案)への支持や、規制当局がHyperliquidの米国内移管に向けて動いているという表明など、ワシントンから強気材料が相次いだ1週間の後に起きた。
ビットコインは金曜日にも上昇を続け、最大の暗号資産の下落に賭けたトレーダーに打撃を与え、10億ドルを超える弱気ポジションを消し去った。
CoinGeckoのデータによると、ビットコインは日中高値の79,320ドルをつけた後、約77,137ドルで取引されており、直前24時間で7.9%の上昇となっている。直近の動きは強い1週間の締めくくりとなり、7日間での上昇率は23.2%に達した。ただし、1年前と比べると依然として約31.8%の下落にとどまっている。週間上昇と年間下落の対比は、この反発に先立つ下落がいかに急激だったかを浮き彫りにしている。
急騰はレバレッジを効かせた空売りトレーダーに圧力をかけた。CoinGlassのデータでは、過去24時間に178,777人のトレーダーを巻き込み、暗号資産全体で約15億ドルの清算が発生し、空売りポジションがそのうち約12.1億ドルを占めた。清算とは、価格変動によってトレーダーの証拠金が目減りした際に、取引所がレバレッジポジションを強制的に決済することを指す。
1時間ヒートマップでは、ビットコイン単体で約1,725万ドルの清算が発生した。また、過去24時間で最大の個別清算は、Hyperliquidで2,359万ドルのBTCポジションだった。今回の動きは典型的なショートスクイーズであり、価格上昇が弱気トレーダーにポジションの買い戻しを強い、上昇相場にさらなる弾みを与えるものだ。
この反発は、市場にとって厳しい期間の後に起きた。ビットコインは今週前半、直近の高値に向かって急騰し、その過程で約30億ドルの空売りポジションが清算された。この勢いが持続できるかどうかについては、アナリストの間で見解が分かれている。
今回の上昇は、ワシントンで好材料が相次いだ時期とも重なっている。トランプ氏は今週、ホワイトハウスでの集会で、デジタル資産の監督を証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)に分担させる法案である暗号資産市場構造法「Clarity Act」を支持し、規制当局がオフショアの永久先物取引所Hyperliquidを米国内に移す取り組みを進めていると述べた。この発言は市場全体のセンチメント改善に寄与した。暗号資産業界は長年にわたり、まさにこうした枠組みを求めてきた。どの資産をどの監督機関が管轄するのかという不確実性が、取引活動をオフショアのプラットフォームへと押しやっていると、業界は主張してきた。
上昇したのはビットコインだけではない。イーサリアムやソラナなどの主要暗号資産も上昇した。ビットコインの時価総額は約1.55兆ドル近辺で、24時間の取引量は690億ドルを超えた。