ビットコインが8万ドルに迫る、イーサリアムは2,500ドルを突破しアルトコインも上昇を継続
重要ポイント
- •ビットコインは月曜日に79,200ドル前後で推移。30億ドル規模のショートスクイーズをきっかけに70,000ドルと75,000ドルを突破し、過去1週間で20%超の上昇を記録した。
- •米国のビットコイン現物ETFは、8月17日から8月21日までの5取引日連続の純流入で約19.2億ドルを記録した。
- •イーサリアムは約6億9,700万ドルのイーサリアムETF流入を背景に2,500ドルを超え、Solanaは2月以来初めて100ドルを突破、Zcashは30%の急騰を維持した。
- •Strategyは8月17日から8月23日までビットコインの売買を行わず、MSTR株の売却で約20億1,000万ドルの純資金を調達し、保有量は840,447 BTCを維持した。
- •現在の価格では、Strategyのビットコイン保有価値は約666億ドルで、約633億6,000万ドルの総取得コストを約32億ドル上回っている。

ビットコインは月曜日、79,200ドル前後で推移し、80,000ドルの水準まで約1%と迫った。イーサリアムは2,500ドルを超えて推移し、主要アルトコインでも堅調な動きが続いた。
BTCは過去1週間で20%超の上昇を記録した。30億ドル規模のショートスクイーズが70,000ドルと75,000ドルの突破を加速させたことが背景にある。この動きにより年末の100,000ドルシナリオが再び現実味を帯びており、80,000ドルはBTCが90,000ドルへの再上昇に向かう直前の節目となっている。今回の上昇を見守るトレーダーや機関投資家にとっての焦点は、上昇の速度そのものではなく、デリバティブがきっかけとなった動きに現物需要がどこまで追随できるかという点にある。
ビットコインETFの資金流入が上昇相場を支える現物需要を追加
米国のビットコイン現物ETFは、8月17日から8月21日までの5取引日連続で純流入を記録し、約19.2億ドルの資金を集めた。デリバティブ主導で加速した当初の上昇に続き、持続的な現物需要が加わる形となった。
最も流入が大きかったのは木曜日で、純流入は約6億600万ドルに達し、金曜日にも約3億700万ドルが加わった。8月上旬にビットコインが60,000ドル前半まで下落した際に見られた機関需要の弱さからは、5日連続の流入は明確な転換となっている。
80,000ドルに迫るビットコインの上昇により、価格はStrategyの平均取得コストである75,385ドルを上回り、金曜日に付けた79,463ドルの高値に近い水準にある。この水準を明確に突破すれば、BTCは今夏の急落以来付けたことのない価格帯に入ることになる。そのため現在のレンジは、ETFの資金流入とより広範な市場参加の両方で反騰が続いているかを追う読者にとって、有用な参考水準となっている。
イーサリアムが2,500ドルに到達、アルトコインの上昇相場が拡大
イーサリアムは月曜日、2,500ドル前後で推移した。米国債利回りの低下とレバレッジ付きショートポジションの強制決済をきっかけに始まったETHの反騰が続いている。
米国のイーサリアム現物ETFは同じ5取引日の間に約6億9,700万ドルの資金を集め、デリバティブ市場のポジション解消に加えて、ETHに2つ目の需要源をもたらした。先週のブレイクアウト前の水準からは30%超の上昇となっている。
Solanaは2月以来初めて100ドルを突破した後、96ドル前後で推移している。Zcashは直近の30%急騰の大部分を維持し、HYPEは一時83ドルを超えた後、史上最高値圏に近い水準で推移している。
この一連の動きに伴い、ETHやSOLなどの大型トークンを中心に取引活発度が大幅に高まっており、先週の上昇がビットコインのみに集中していた状況は和らぎつつある。ビットコインが市場の短期的な方向性を占う主要な基準であり続けるなかで、今回の上昇が単一資産を超えて拡大していることを示す点で、こうした参加の広がりは意味を持つ。
Strategyはビットコインの購入を見送り、現金を積み増す
Strategyは8月17日から8月23日までの間、ビットコインの売買を行わず、保有量は840,447 BTCのままで、総取得コストは約633億6,000万ドルとなっている。
同社は代わりに、1,826万株のMSTR株を売却し、約20億1,000万ドルの純資金を調達した。Strategyは指定の米ドル準備金(USD Reserve)を51億ドルに増額し、ビットコインの購入、配当、債務返済、自社株買いに充てられる別の約15億9,000万ドルの資金プールも新たに設けた。
79,200ドルの時価では、Strategyの840,447 BTCの保有価値は約666億ドルとなり、総取得コストを約32億ドル上回っている。