Bitari、ビットコインマイニング拡大の資金として3,000万ドルのNasdaq IPOを申請
重要ポイント
- •Bitariは、推定1株7ドルで約430万株をIPOで売り出す計画だ。
- •公開が完了した場合、純調達額は約2,700万ドルを見込んでいる。
- •Bitariはティッカー「BIAI」でNasdaq上場を申請しているが、SECとNasdaqの承認がまだ必要だ。
- •調達額の約40%は買収と投資に、30%は世界展開とブランド開発に充てられる予定だ。
- •2026年4月30日に終了する3ヶ月間で、Bitariは約300万ドルの収益と502,236ドルの純利益を報告した。

米国証券取引委員会(SEC)に新たに提出された届出書類によると、テキサス州に拠点を置く企業Bitariは、ビットコインマイニングインフラ事業の拡大に向けて、新規株式公開(IPO)で約3,000万ドルの調達を目指している。
今回の公募は、推定価格1株7ドルで約430万株を対象とし、純調達額は約2,700万ドルを見込んでいる。Bitariはティッカー「BIAI」でNasdaqに株式を上場する申請を行っており、最終承認が条件となる。募集条件は届出段階では推定値であり、株式の価格決定と取引開始に先立って、SECによる登録の効力発生とNasdaqの承認が依然として必要とされる。
Bitariは、ビットコインマイニングやその他のコンピューティング集約型ワークロードに向けたインフラおよび運用サービスを提供している。同事業は、エネルギー調達、データセンター施設、機械のホスティング、保守にまで及ぶ。同社はIPO資金を拡張と開発に充てる方針だ。同社の拠点があるテキサス州は米国最大級のビットコインマイニング市場の一つであり、規制が緩和された電力網や、系統への負荷が高まった際に大口需要家へ負荷抑制の見返りとして支払うデマンドレスポンス(需給対応)プログラムがマイニング事業者を惹きつけてきた。また、Bitariが手掛けるようなホスティング契約は、自社サイトを運営する代わりに電力・冷却・稼働率の管理を外部に委託する機械所有者にとって標準的な構造となっている。
届出書類によると、純調達額の約40%は戦略的買収と投資に充てられ、30%は世界市場の拡大とブランド開発を支援する。さらに15%は新規マイニング事業とインフラに、10%は高性能コンピューティングおよび省エネルギー技術の研究開発に、残り5%は一般的な企業目的および運転資金に充てられる予定だ。高性能コンピューティングへの資金配分は、マイニング事業者の間で広がる傾向を反映している。同業他社は、電力供給を備えたデータセンターキャパシティをAIやその他のコンピューティングワークロード向けに提供する動きを強めている。
届出書類はBitariの直近の財務成績についても詳述している。2026年4月30日に終了する3ヶ月間で、同社は約300万ドルの収益を報告し、純利益は294,694ドルから502,236ドルへと増加した。2025会計年度には、約1,100万ドルの収益と130万ドルの純利益を計上した。これは米国上場の最大手マイニング企業と比較すると小規模であり、上場が実現すれば、すでにNasdaqで取引されているビットコインマイニング企業の一覧に新たな銘柄が加わることになる。
Bitariは北米での地域的な事業基盤の拡大を計画しており、テキサス州、ウェストバージニア州、インディアナ州が対象市場に挙げられているほか、国際展開も模索している。さらに同社は、従来のホスティングプロバイダーからデジタル資産コンサルティングプラットフォームへの転換を目指しており、2025会計年度以降に1件のコンサルティングプロジェクトを完了している。この転換はまだ初期段階にあり、上場後の開示情報によって、充当予定の資金が買収、新規サイト、サービスにどのように結実するかが明らかになるだろう。