アーサー・ヘイズ、ETH1万ドル目標と2027年までの円安見通しを提示
重要ポイント
- •アーサー・ヘイズ氏は、ETHが2026年末までに1万ドルに到達すると予測している。
- •同氏は2026年末の目標として、Ethena(ENA)を0.50ドル、Ether.fi(ETHFI)を2ドルに設定した。
- •ヘイズ氏はEUR/JPYが2027年半ばまでに140以下へ下落すると予測しており、逆張り的な通貨見通しとなっている。
- •ETHは2024年の米国におけるスポットETH ETF承認以降、機関投資家の関心を集めている。

BitMEX元CEOのアーサー・ヘイズ氏が、2026年末までに複数の暗号資産が大幅に上昇するとの予測と、注目すべき通貨市場予測を含む新たな市場見通しを発表した。
ヘイズ氏はかつて最大級の暗号資産デリバティブ取引所だったBitMEXの共同創設者であり、その後は金融政策、フィアット通貨のダイナミクス、デジタル資産価格を結びつけるエッセイを頻繁に発表するなど、暗号資産業界で注目を集めるマクロ解説者となっている。
2026年の暗号資産価格目標
ヘイズ氏は、Ethereumエコシステムへの長期的な強気見通しを反映し、ETHが2026年末までに1万ドルに到達すると予想している。また、Ethena(ENA)は0.50ドルで推移し、Ether.fi(ETHFI)は2026年末までに2ドルに達するとの見方を示した。
EthenaとEther.fiはEthereumエコシステムを基盤とするプロジェクトである。Ethenaはドル建てのシンセティックトークンを発行しており、Ether.fiはETHのリキッドステーキングサービスを提供している。これらが含まれていることは、中核資産に加え、Ethereum周辺のインフラにも注目しているという同氏の姿勢を示している。
この予測は、投資家が暗号資産市場サイクルの次の局面のシグナルを求め、マクロ経済環境や機関投資家による採用の動向を注視し続ける中で示された。特にETHは、2024年の米国におけるスポットETH上場投資信託(ETF)承認以降、機関投資家の関心を集めている。
円安を含むマクロ見通し
ヘイズ氏は暗号資産以外にも、外国為替市場に関する見解を示している。同氏はEUR/JPYが2027年半ばまでに140以下へ下落すると予測しており、今後数年間で世界の金融環境と通貨市場に大きな変化が生じるという期待を示唆している。
ユーロが円に対して大幅に下落すれば、近年その水準を大きく上回って推移してきた通貨ペアにとっては大きな逆転となり、この目標は注目すべき逆張り的なマクロ予測と言える。この種の通貨の変動は、ユーロ圏と日本の金利差の変化を反映することが多く、ヘイズ氏は過去のマクロ解説でもこの動態に言及してきた。
ヘイズ氏はこの予測に沿った詳細な根拠は示していないが、この見通しはデジタル資産を超えたより広いマクロの視点を反映している。同氏はこれまで、円に関する通貨ダイナミクスや日本の金融政策が、暗号資産市場を含むグローバル流動性に波及効果をもたらすと主張してきた。
NOW: Arthur Hayes predicts EURJPY will crash to 140 or below by mid-2027, while setting year-end 2026 price targets of $10K for Ether, $0.50 for Ethena, and $2 for Ether(.)fi. pic.twitter.com/zBuNc22fbQ — Cointelegraph (@Cointelegraph) September 3, 2026 (x.com)
予測の実現を市場が注視
アーサー・ヘイズ氏による最新の暗号資産予測は、Ethereumと特定の暗号資産プロジェクトに対する楽観的な見通しを示すとともに、通貨市場での大きな変動への期待も浮き彫りにしている。他の市場予測と同様に、これらの目標は確実性ではなく意見を示すものであり、投資家は今後数か月間、予測が現実になりつつあるかどうかを判断するため、マクロ経済の動向、金融政策、暗号資産市場のトレンドを注視し続けるだろう。