ニュース株式四半期決算を前にアナリストが目標株価を引き上げ、AMD株が上昇

四半期決算を前にアナリストが目標株価を引き上げ、AMD株が上昇

著者: Blockonomi·

重要ポイント

  • AMD株は2026年8月3日の取引終了時に1.78%高となり、プレマーケット取引でさらに2.69%上昇した。四半期決算発表を控え500ドルの大台に接近した。
  • ウォール街の複数の金融機関がAMDの目標株価を550ドル超に引き上げ、バークレイズが665ドル、ウェルズ・ファーゴが615ドル、ジェフリーズが640ドルを設定した。
  • AMDのデータセンター部門は最も成長が速い事業であり、クラウドプロバイダーや企業によるAIインフラ投資の増大から恩恵を受けるとの期待で投資家の注目を集めている。
  • AMDは世界第2位のディスクリートGPUサプライヤーであり、サーバーCPU市場ではEPYCプロセッサーでシェアを拡大してIntelと競合している。
  • AMDの上昇継続に対する潜在的リスクには、先端半導体に対する米国の輸出規制、米国・イラン紛争に関連するサプライチェーンの圧力、AIプロジェクトの高コストに対する懸念が含まれる。
四半期決算を前にアナリストが目標株価を引き上げ、AMD株が上昇

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株価は、2026年8月3日、同社の四半期決算発表を控えた投資家がポジションを構築したことで、500ドルの大台に近づいた。取引終了時に1.78%高(8.49ポイント上昇)となり、プレマーケット取引ではさらに2.69%上昇(13.02ポイント上昇)した。

この上昇は、トレーダーがより強い収益と1株当たり利益を予想したことが背景にある。AMDは前四半期に過去最高の収益を記録しており、アナリストの多くはこのトレンドが続くと予想している。同社のデータセンター部門は最も成長が速い事業であり、クラウドプロバイダーや企業によるAIインフラ投資の急増からAMDがどの程度利益を得ているかを評価する上で、投資家の主な焦点となっている。

ウォール街が目標株価を引き上げ

ウォール街の複数の金融機関がAMDの目標株価を引き上げ、いずれも550ドルを上回る予測を示した。ジェフリーズは640ドル、ウェルズ・ファーゴは615ドルの目標を設定した。バークレイズは665ドルで最も高い目標を提示し、同社の成長見通しに対する幅広い信頼を反映した。

3社の目標株価はいずれも現在の市場価格を大きく上回っている。収益成長、利益率、決算発表による業績見通しが、AMDが買い支えを維持し550ドルに向けて上昇できるかどうかを左右するとみられる。AMDのInstinct MI300シリーズ・アクセラレータの量産推移に関するアナリストのコンセンサス予想と経営陣の発言は、AI GPU市場におけるNvidiaに対する同社の競争力を示す指標として注目される。

AIチップ需要が成長を支える

AMDは人工知能システムに使用されるチップの強い需要による恩恵を受けている。同社は中央演算処理装置(CPU)とグラフィックス処理装置(GPU)の両方を販売しており、データセンター市場の2つの主要セグメントへのエクスポージャーを持つ。AMDは世界第2位のディスクリートGPUサプライヤーであり、Nvidiaに次ぐ位置づけで、サーバーCPU市場ではIntelと競合し、近年EPYCプロセッサーのシェアを拡大している。

AMDはまた、Nvidia製品に対抗できると説明する新しいチップを発表した。エージェントベースのAIツールに対する需要がCPU販売の追加的な押し上げ要因となる可能性があり、データセンターへの継続的な投資がGPU収益を下支えすると見られる。

上値を制限するリスク要因

AMDが550ドルに到達する前には、いくつかのリスクが残っている。投資家はAIプロジェクトの高コストを懸念しており、大手テクノロジー企業による支出削減はチップ需要を弱める可能性がある。特定市場への販売に対する米国の制限を含む先端半導体の輸出規制は、国際的な顧客を持つチップメーカーにとって継続的な変動要因である。

米国とイランの紛争を背景に、サプライチェーンの圧力も懸念材料として残っている。エネルギーコストの上昇はインフレを押し上げ、成長株に対する投資意欲を低下させる可能性がある。AMDの決算結果と業績見通しが、今後数回の取引セッションにおいて現在の上昇が継続するかどうかを決定する。